こんにちは。オレンジ色のユニフォームです。
細谷功『地頭力を鍛える』東洋経済,2007年
を読みました。
「この本はタメになるらしい」、ということは聞いていました。が、しかし、“フェルミ推定”というなんやら取っつきにくそうな言葉に脳が拒否反応を起こして、購入するまでにいたっておりませんでした。
そんな中、1月に受講したペパ講習でも“フェルミ推定”を用いた演習が行われ、かつ、参考図書として紹介があったので、その他の参考図書と一緒にどさっと購入しました。購入してもなかなか読み始められなかったのですが、ちょうどペパ研に参加する2,3日前から読み始めました。
読み始めるとこの本が大変読みやすいのに驚きました。読みやすいので、すいすいと頭に入ってきます。いままでペパチェさんがおっしゃっていたことが凝縮されているような内容でした。ロジカルシンキングの基礎を学んだ後に読むのが良いと思います。
P15の「地頭力の定義」の図は秀逸と思います。XYZ軸に「地頭がいい」「機転が利く」「物知り」を配置した図はいろいろなところで活用ができそうです。また、その下の「地頭力の全体像」のブロック図もすばらしいです。レイア構造になっていて、それぞれのつながりがわかりやすい図となっています。
この本からいろいろな気づきをもらいました。自分のためにもなりました。しかし、それだけではなく、私の役割は多くの人にこのような思考プロセスを習得させ、そして育成する、というのがあります。自分が成長するのも大事ですが、後進を育成するのも大事なミッションです。講習の材料として使えるネタがあふれているので、うまく活用していこうと思います。