こんにちは。オレンジ色のユニフォームです。
尊敬する人はいますか?、と問われたら必ず、なぎら健壱さんです、と答えていた時期がありました。
まだ、学生だった頃。
まだ、自由だった頃。
まだ、世間を知らなかった頃。
まだ、怖いものがなかった頃。
いつも、何か楽しいことがないか探していた頃。
行く先々で、みんなに笑いを巻き起こす「なぎら健壱さん」は素晴らしい人だと思いました。
アルバムもよく聞きました。抱腹絶倒な歌、一方で、味のある歌もありました。
はちゃめちゃで、それでいて、繊細な心を持つ人でした。
ニッチな特定分野に詳しく、こだわりのある生き方をしていました。
若い頃の私には、「なぎら健壱さん」は、目指すべき人、つまり、尊敬する人だったのです。
「なぎら健壱さん」のように、肩肘張らず、楽しく生きていこうよ、というのをモットーとしておりました。
しかし、その後、結婚をし、歳を取り、子供を持ち、会社に長く勤めていると、いろいろなことが分かるようになってきました。
そしていつしか、はちゃめちゃな時代を卒業して、まっとうな生き方をするようになってきました。
そしてそして、最近、とってもその生き方が味気なくなってきました。
こんなんでいいのか?と、
「いいんじゃない」「いやいや、よくないよ、それでいいの?」
と言う、天使と悪魔がいます。
どちらが天使なのか悪魔なのかは分かりません。
最近、「なぎら健壱さん」のような生き方を少し織り交ぜてみようかなと思ってきました。
どうなりますか。
いい味が出るかも知れませんし、放り出されるかも知れません。