こんにちは。オレンジ色のユニフォームです。
生産事例が始まりました。
と、その前に昨年(平成16年度)の生産事例の状況をお話します。
平成16年度の2次試験では、
午前の組織とマーケは「まあまあ書けたな」という感触でした
ちょっとルンルン
という状況でした
しかし、午後の生産事例を解いているときに、イヤな汗がでてきました
どうしても答案がうまくつくれず、四苦八苦していました
時間は過ぎ、答案は埋まらず、あせるあせる
しかたがないので、やっとのことでマス目を埋めました
書いた答案は、自分の勝手な妄想力を最大限に発揮して作りあげたのです
いつものダメなときのパターン通りです
試験が終ってから、ゆっくりと生産事例でなぜパニクったのか?
真因遡及を行なってみました
思いついたものは2つありました。
最初に思いついたのは、
「生産事例の与件を読んでも、なにが問題なのか?どこが問題なのか?が分からないため、自分の勝手な妄想を書いてしまって、大はずしの答案を作ってしまう」
というものでした。
たとえば、平成16年度の第4問は次のような問題でした。
第4 問(配点30 点)
短納期の要請が強まるなか、外注加工品の納品遅れという問題点を解決するにあたり、内外作決定以外のC社の外注管理、外注先への発注方法などについての問題点を2 つあげ、その問題点に対する改善策とあわせて、それぞれ100 字以内で述べよ。なお、解答にあたっては、①欄に1 つめの問題点とその改善策を、②欄に2 つめの問題点とその改善策を記入せよ。
本試験のときに、この問題は非常に難儀しました
何が問題なのかを見つけることがなかなかできず
はまってしまったのです
与件の中に
「発注が必要な部品・材料のうち、購入部品・材料は、資材調達部が発注する。加工部品の内外作の決定にあたっては、社内の稼働率が優先され、社内の工程に空きがあれば社内加工に振り向けられる。
社内の工程の空きは、資材調達部が随時、製造部からのヒアリングによって把握する。外注加工品と購入部品・材料の受け入れ、検品を行うのも資材調達部である。」
私は、問題点をしぼることができずに、
「製造部からのヒアリング」
「検品を行うのも資材調達部」
の部分に過剰に反応してしまい
「製造部からのヒアリングではなく、システム化せよ」
「検品を行うのは資材調達部ではなく別部門にせよ」
などとこねくり回して答案を作ってしまっていました
生産の知識をしっかりとみにつけ
生産事例をやりこんでいれば、
設問文の制約(内外作決定以外のC社の外注管理と外注先への発注方法を書く)より、
問題点を絞り込めたと思います。
この弱点を克服するために、
生産カードの作成とカード回転を行ないました
そして、80分の真剣勝負の答案練習を複数回行ないました
次に思いついたのは、シンプルで素直に答える、というものです。
これに気付いたのは本試験直前期でした
本試験直前期になっても
どうしても高尚な答案を作成したがって、
その結果、大きくはずす、というのが散発していました
高い点を狙おうとすると、大きくはずすリスクが高い、
しかし、ローリスクでいくと点が伸びない
このジレンマと最後まで闘っていたために、
「シンプル&素直」
になかなか行き着くことができないでいました
本試験直前、昨年の合格者の再現答案を見ていると
「シンプル&素直」
な、答案が多いことに気付きました
クッキンの再現答案には、「シンプル&素直」で書くという勇気をもらいました
本試験直前期になって、生産事例の戦い方(=シンプル&素直で勝負する)を自分なりに決めることが出来ました
「高い点はいらない」「ローリスクで守る」「それ相応のことを書いて平均点ちょっと上を目指そう」
そんな心構えで生産事例を迎えていました
問題と答案用紙が配られました
さぁ勝負の80分が始まります
つづく