こんにちは。オレンジ色のユニフォームです。
必要に迫られ現場メンバーと一緒に仕事をすることが多くなっています。
現場で仕事をしていると今まで気づかなかった多くのことに気づきます。
現場ではいろいろなことが起きます。そして、いろいろな人がいます。その多くのことを私は知りませんでした。いや、知ったつもりでいました。
桑田耕太郎『組織論』有斐閣アルマ,1998年のP150にパーキンソンの法則が紹介されています。
「組織の中で自分の負担が増えるようであると、同僚と仕事を分けあうよりも、部下を2人任命して負担を軽減しようとする。自らは、その仕事を監督する地位を望むようになる」
「部下がまた負担を訴えれば、軽減のために、自分が分担に参加するよりも、さらに部下をもつように勧めるのである」
「このように、負担を散らすことで仕事が必要以上に膨らみ、組織は大きくなるばかりというのである」
まさに、自分が、そして、組織がこの法則にフィットしてしまっていることに気づかされました。
部下から「もう、いっぱいいっぱいです」「仕事が回りません」とSOSをあげてきても、
「どれどれ」と現場に行くのではなく、要員手配、要員調整をしようとする自分がいます。
自分の手をできる限り汚さず、要員手配をすることで事を済まそうというのがあたりまえになってきています。
一方、リーダーがリーダー然とせず、現場で手を動かし始めたら組織は崩壊する、旨の話も良く聞きます。これも否定はしません。真なりと考えます。
また、リーダーが入り込む過ぎることで部下の成長を阻害する要因にもなりかねません。
答えは一つではないようです。その場、その状況、部下の成熟度等に応じて行動していくのが正しそうです。
ただ、現場を見ずにものごとを進めてはならない、ということは真実と考えます。
「事件は現場で起きている、と言っているだけじゃダメだ」