こんにちは。オレンジ色のユニフォームです。

黒沢映画『蜘蛛巣城』東宝,1957年
を観ました。
人間の業によって翻弄される人々。それによって繰り広げられる悲劇。
人間のいやらしさ、悲しさを描いた作品でした。
業があるから頑張れる。一生懸命になれる。業があるゆえに難局を突破できる。こともあるので、業=悪というのは正しくないと思います。
ともすれば、業は大きな力の素となるものを持っています。
要は業をうまくコントロールし、その時その時のエネルギーにしいくこと。
そのためには我を忘れず冷静な行動がとれることが肝要でしょう。
自分の経験からも若い頃はどうしても業に振り回されてしまうことが多かったように思います。
業に振り回された結果、ここでは書けない失敗談や恥ずかしい話は多くあります。
しかし、最近は年を取ったせいか、業が弱くなったようです。
こだわり
欲
遮二無二
といった感じが少なくなりました。
アンチエイジングといって老化を防ごうということをやられている人もいますが、わたしは、エイジングを受け入れ、きれいに枯れていきたいと思います。
業が弱くなってきたからできることもあるはずです。世間一般の方々のためになることをやれたらいいなと思っています。