こんにちは。オレンジ色のユニフォームです。
先週図書館で「悪文の構造」(千早こう一郎著、木耳社)を借りてきました
金曜日と今日で大方読み終わりました
著者は1922年生まれのかた
昔も今もよい文書の基本は変わっていない、というのが第一の感想です
短文にする
結論を先に書く
というのは、どの本でもでてきますね
それ以外にこの本では、具体的な例をあげて細部にわたって
解説をしてくれています
「は、」の使い方
「や」と「か」の使い方
並列語
「が、」を濫用するな
読点の使い方
第二の感想は、
「自分の文書を書く力は、診断士の勉強でグっと向上したなぁ~」
です。
なぜそう思ったかというと、
この本では、まず例文をあげて、次にその例文の批評を行い、
最後に、改良後の文を提示する、という流れをとっています。
例文を読んだときに
「私だったら、こう直す」
ことを出来る範囲でやってみました
すると結構あっていることが多かったのです
よっしゃよっしゃ
文書を書くというのは少々思いがあります。
以下私見をメモ書きで
ITの進化が、
多くの方に、文書を書く機会を増やしました。
Eメールしかり、グループウェアしかり、ケータイしかり。
同時に、文書を書くための支援ツールを手に入れやすい価格で用意しました。
PCしかり、WORDしかり、インターネットしかり、ブロードバンドしかり。
ITの進化が、多くの方に文書を書く機会と、書くツールを提供しやすくしたのです。
この結果、
多くの方が文書を書くことが多くなり、
多くの方が、文書によって情報を伝達するようになりました。
文書の位置づけは、一昔に比べれば、グッと重要なものになったといえるでしょう。
しかしながら、その文書を書くための技術を教える講義は、
世間では、あまり取り扱われていないようです。
中学・高校・大学でも企業でも。
こんなに重要なものなのに。
生産性向上や品質向上に手っ取り早く取り組むには
社員の文書の作成能力を向上させるのが早道かもしれません。
長文で、最後まで読んでも何を言いたいのか分からないメールや
誤解を招くような内容の設計書類
出来の悪い資料などは、
いちいち確認したり
誤った指示をしてしまって、後でフォローしたり
レビューに時間が掛かったり
ITの進化にあわせて、対応しなければならないことがまだまだあるようです
文書の書き方もその中の1つ
これを大変だと思うのか
ビジネスチャンスととらえるのか
で、進む方向性が異なります
テクニカル・ライティング講座
ロジカル・ライティング講座
の講師は診断士であれば、バッチリとできると思います
需要はきっと広がると思います